カメムシの発生時期はいつ?秋の大量発生ピークと理由を解説!

カメムシは、どのような時期に活発に活動し、いつ頃に数が増えるのでしょうか。
洗濯物や窓際などで見かける機会が増えると、その発生時期や数が増える理由が気になるものです。
今回は、カメムシの主な発生時期と、大量発生につながるメカニズムについて解説します。
カメムシの発生時期はいつ
春夏秋にかけて発生する
カメムシは、厳しい寒さで活動が鈍る真冬の期間を除き、おおむね春の訪れとともに活動を開始し、秋の終わりまで活発な状態が続きます。
具体的には、気温が上昇し始める3月下旬から4月頃になると、冬の間、石の下や枯葉の間、建物の隙間などでじっと耐えていた越冬個体が目覚め、本格的な活動を再開します。
この時期、彼らは繁殖相手を探し、より多くの栄養を摂取するために移動を活発化させます。
春から初夏にかけては、新緑が芽吹き、植物が瑞々しい汁を豊富に蓄える時期であり、カメムシたちはこれらの植物の葉や茎、果実などに口針を刺して樹液や汁を吸い、栄養を効率よく吸収します。
この栄養摂取は、産卵や幼虫の成長に不可欠であり、夏にかけてさらに繁殖活動を旺盛に進めていきます。
このように、カメムシの活動期は、大地が暖かくなり始める春から、植物の生育が盛んな秋にかけて、広範囲にわたって観察されるのが一般的です。
活動時間帯としては、日中の暖かい時間帯に活発になる傾向が見られます。
秋に大量発生のピークを迎える
カメムシが最も多く目撃され、その存在が顕著になるのは、秋口から初冬にかけての時期、特に9月から11月頃にかけてです。
この時期、山間部などの自然環境で繁殖を終えた成虫たちは、次の春まで生き延びるための越冬場所を求めて、より暖かく、雨風をしのげる安全な場所へと移動を開始します。
その移動先として、人家の壁の隙間、窓のサッシのわずかな隙間、換気口、さらには洗濯物などに付着して家屋内に侵入するケースが後を絶ちません。
結果として、都市部や住宅密集地といった人里近くでカメムシを目にする機会が急増し、洗濯物や布団に付着しているのに気づいたり、家屋の内部に侵入して不快な思いをしたりする被害報告が数多く寄せられるようになります。
この秋の移動と侵入は、カメムシの年間活動サイクルにおける最も顕著な現象と言えるでしょう。

カメムシが大量発生する理由
越冬後の繁殖活動が活発になる
カメムシが特定の時期に集中的に大量発生する要因として、まず越冬を終えた後の旺盛な繁殖活動が挙げられます。
厳しい寒さの中でエネルギーをほとんど消費せずに耐え抜いたカメムシたちは、春になり気温が適度になると、驚くほどの生命力で活動を再開します。
春から夏にかけての期間は、彼らにとって子孫を残すための最も重要な時期であり、産卵や幼虫の成長、そして成虫への羽化・成熟のために、文字通り「命を燃やす」かのように多くのエネルギーを必要とし、活発に活動します。
この時期、十分な日照時間、適度な気温、そして豊富な栄養源となる植物の存在といった、繁殖に適した条件が揃うと、カメムシの個体数は条件の良い場所から爆発的に増加していく傾向を示します。
この生命力の強い繁殖活動が、大量発生の基盤となります。
産卵と孵化のタイミングが重なる
カメムシの大量発生をさらに加速させる要因として、産卵と孵化のタイミングが集中しやすいという生態が関わっています。
多くのカメムシの仲間は、一度の産卵で数十個、種類によっては百個を超える卵をまとめて産み付ける習性を持っています。
これらの卵は、種類や環境条件にもよりますが、比較的短い期間、例えば数日から1週間程度で孵化します。
そのため、親カメムシが産卵した卵から幼虫が次々と孵化し、それらの幼虫が短期間で成長して脱皮を繰り返し、やがて成虫となってさらに産卵を始めるというサイクルが、世代を跨いで非常に速いスピードで繰り返されるのです。
特に、春から夏にかけての気候が安定し、植物の生育が旺盛な時期には、産卵と孵化のタイミングが多くの個体で同期しやすくなります。
このような状況が重なることで、短期間に爆発的な個体数の増加を引き起こし、いわゆる「大量発生」という現象につながることがあります。

まとめ
カメムシは、春の訪れとともに活動を開始し、秋にかけて活発に活動しますが、その個体数が最も多くなり、私たちの生活で目にする機会が急増するピークは、秋口から初冬にかけての時期です。
この現象の背景には、厳しい冬を乗り越えたカメムシたちが、春から夏にかけて繁殖のために旺盛な活動を展開すること、そして、一度に多数の卵を産み付け、それらが短期間で次々と孵化するという繁殖サイクルが、特定の時期に集中して起こることで、短期間に個体数が急増するというメカニズムがあります。
カメムシの活動時期とその生態を正確に把握し、侵入を防ぐための早期の対策や、発生初期の段階での適切な駆除といった対応を講じることが、カメムシによる不快な被害や経済的な損失を未然に防ぐために、非常に重要であると言えるでしょう。








